2011年5月14日土曜日

丹波大納言の小豆タワー

このブログの表紙にもなっている小豆タワーの写真は、丹波篠山の農家さんのところに伺い、直接頂いた丹波大納言です。この農家さんの小豆は、色、艶、香りにいたるまで申し分ない素晴らしい小豆です。

通常、丹波大納言でもこんな風に縦に積める小豆は、全体の数パーセントしかありません。育つ過程の中で、栄養をグングン取り入れて、小豆がパンパンになるまで育つ。そうすると、さやの中で隣同士が押し合う、その結果、小豆の形が俵型になり、このように縦に積むこともできるのです。丹波大納言で優れているとされる評価の中で俵型だというのが重要なポイントにもなっています。そもそも丹波大納言小豆の出荷量は600トン未満、北海道産の大納言の出荷量が6万トン、これは北海道産の1%にも満たない出荷量です。故に、この縦に積める小豆がどれほど貴重な物かがわかります。


丹波大納言は、京菓子には欠かせない、粒餡やぜんざいなどに使う高級材料です。

先日、京都や丹波地方に小豆を見に行きました。

京都の小豆問屋にも行き、いろんな丹波大納言を見て、いろいろな種類の丹波大納言のサンプルをたくさん貰いました。この写真に写っているのはサンプルの中の極一部です。
丹波大納言とひとことで言っても、京都産、兵庫産、岡山産があり、丹波大納言とは、品種のことなのです。

京都産の丹波大納言は、京都大納言と言います。
また、京都大納言の中にもいろいろとブランドがあり、 馬路、瑞穂、綾部などなど、それぞれにブランド名がありまた特徴もあります。また、兵庫県産ですと、篠山の春日大納言などが有名です。こう言った小豆は、北海道産小豆の3倍、4倍、もしくは5倍の物まであり、通称赤いダイヤと呼ばれています。それくらい値段が高く高級だという事なのです。



私が今一番気に入っている小豆は、もちろん写真にある、丹波篠山の農家さんの小豆です。
実は、この農家さんに巡り合うきっかけは、ブログから知り合った方が見ず知らずの私をわざわざ農家さんに引き合わせてくれたのがきっかけなのです。とても素晴らしい、幸運な出会いです。

私は、この農家さんの小豆を見た瞬間『これだ!』って思いました。綺麗な朱色で、ぷっくりと膨らんだ小豆は、まぎれもなく美味しいと見ただけで分かるものでした。こちらの農家さんは、 丹波のいろいろな野菜を作っている農家さんで、丹波大納言を大量に作っているわけではないく、直売所などに置いたりするくらいで、余ったら、処分していたそうです。捨てないでくださーーい!!!

私は、家に持って帰ってきて、早速炊いて見たところ。とても良い香りで、えぐみも無く、皮は柔らかい丸みを帯びた味で綺麗な赤紫色になりました。今まで炊いた小豆とは、明らかに違っていました。


こちらの農家さんの小豆は、エコファーマーの認定も受けています。エコファーマーとは、たい肥等施用技術、化学肥料低減技術、化学農薬低減技術の3つの技術の全てを用いて長年栽培している農家さんにしか認定されないものなのです。ちなみに左の画像がエコファーマーのロゴです。エコファーマーの認定を受けた丹波大納言を育てている農家さんに、初めてお会いしました。存在自体を完全に幻だと思っていたので、驚きました。また、水も湧き水を使っているそうです。

もちろん、この小豆は生産数も少ないので、限られたお菓子にしか利用する事ができないかもしれませんが、この素晴らしい小豆で作った和菓子を早く皆さまにお届けしたいものです。

おしまい。