2011年6月5日日曜日

フランス食堂 アルザス

京都には、住んでおりましたし、今でも年に12回くらいは行きます。ほぼ月一ペースとなります(笑)。という事で、私が影響を受けた、京都の美味しいお店をご紹介したいと思います。

京都市北区にある『フランス食堂 アルザス』です。

あれ?和菓子じゃないの?と思われるでしょうが、アルザスさんをご紹介するのには、訳があります。今秋にopen予定の『和菓子菓寮 おこぼ』は、始めの内は、お菓子作りから接客、ブログの更新まで、店主の私が一人で、行っていきます。それを決意させてくれた、とても美味しくて素晴らしいお店なのです。

アルザスさんもご主人一人で、調理から接客までこなしております。このご主人が全てをこなします↓


何を隠そう、私自身、京菓子屋で務める前は、何軒かのレストランでシェフをしていました。京菓子屋で務める為にレストランを辞めた私に、他のレストラン数件から誘いがありました。そんな私ですので、料理を見る目は、和菓子を見る目よりもウルさいかもしれません。それでもこのアルザスさんの料理のクオリティーには、素晴らしいの一言しかでません。


フランス食堂アルザスというくらいですので、アルザス地方の料理が中心のメニューです。席数は14~16席くらい。私が通い始めた7年前は、予約もいらないくらいでしたが、今では予約を2、3週間前にしないと食べれないお店になっております。


ここのパンは、中がモチモチの生地で、外側はビスケットのような触感でサクサクしています。これまで食べたパンで一番美味しいと感じました。パンを食べ過ぎて、他の料理が食べられなくなるので、食べすぎ注意の張り紙が必要です。奥に見えるパテは、肉臭くなくグリーンサラダと食べると最高で、ワインにもぴったりです。手前の白いのは、ヤシの実のサラダです。あまり見かけませんよね、ホワイトアスパラにもう少し歯ごたえを与えたような触感です。もちろん美味しいです!


アルザスさんの定番メニューのシュークルートです。フランスアルザス地方は、ドイツに近いので、ドイツ料理に似たものが多いです。キャべルのザワークラフトの酸味が、お肉やソーセージをさっぱりさせて、最後まで美味しく食べれます。


若鶏のクリーム煮です。下味がしっかりしていて、濃厚で凄く美味しいです。このセンスに嫉妬しますね。ここまでの料理とワインのサーブをコースじゃなく、アラカルトを一人でこなすなんて、頭が素晴らしく良くないとできません。


最後は、デザートです。ご主人は、少し変わってらっしゃるので、オススメのデザートは、ありますか?っと聞くと、いやぁ特にないですねー。っという返事が返ってきましたが、どれも凄く美味しいです。アイスのコーヒーがけとモモのパフェです。単純そうに見えますが、細部までちょっとした工夫がされています。

お腹が、はち切れんばかりに食べて、グラスワイン1杯飲んで、デザートも食べて、一人だいたい2500円以内で済みます。脅威です。近所に欲しい。

このくらい喜んでもらえるお店にしたいと常々思います。
次回の美味しいお店は、和菓子のお店をご紹介しようかな。
おわり。