先日、寒天作りの見学をしてきました。
ここは、岐阜県の恵那市の山岡町及び岩村町周辺です。糸寒天全体の70%をこの一帯で生産しています。糸寒天がたくさん天日干しされていました↓
一般的に寒天というと、大体が『粉寒天』です。粉寒天は、カンカンした歯ごたえで、弾力に欠けます。
おこぼでは、『糸寒天』を使用していきます。『糸寒天』の特徴は、『粘り』です。堅いだけじゃないんです、この粘りがグニッとした、とても良い触感を出します。羊羹は、もちろんですが、あんみつの寒天を『糸寒天』で作ると、グニッとした触感が楽しめて幸せになります(笑)
これが『糸寒天』です↓
『糸寒天』は、天草(テングサ)という海藻を加工して作ります。
地下水の美味しい水を使って『糸寒天』を作っています。
この天草を地下水で煮込み、ゆっくりと粘質分を溶出させます。粘質分の溶出する際も機械ではなく、重りをのせて、ゆっくりと抽出し、この独特の触感を作りだします。凝固させた心太(トコロテン)を凍らせて、乾燥させる為に、天日に干します。
こちらの寒天の工場では、全て手作業で作られています。そして、とても丁寧に説明をしてくださり、企業としても見習う点が非常に多くありました。
和菓子菓寮 おこぼ の開店まで、あと3カ月ちょっとです。これからは、今までの材料を使って、和菓子へと変えて行き、ブログにたくさん写真を載せていきます!